【リアルな実情を公開】失敗しないロンドンでの家探し
日本の住宅選びとは見るポイントが違います。皆さんが同じ失敗をしないように、私がロンドンで住宅を選んだ際に、実際に失敗したことを共有致します。
入居のプロセスなどは多くの英国日系不動産会社の日本語のWEBサイトで確認できる為、ここでは割愛。
私の住まいは日本でいう一般的なマンションタイプの6Fの60㎡1LDK、ベランダが少しあるタイプのフラットです。場所は割と高級住宅も多く治安も悪くない日本人に人気のSouth Kensington(サウスケンジントン)です。
築年数は25年くらいでしょうか。
ロンドンは皆日本のように築年数にはこだわりません。
なぜなら100年くらいの住宅もざらにあり、19世紀の住宅に住むのは当たりまえ。
むしろ英国らしい外観が残る住宅こそ価値があり、内装は改修工事Refurbishできれいになっていれば全く住むのに問題なしです。築年数300年なんていう歴史的な建物はむしろホテルなどにし、内装を素敵にRefurbishにしたら、1泊4~5万円は取れるほど。築年数が古くむしろプレミアがつくというものです。
<要チェックポイントまとめ>
※日本とは違うロンドンならでは詳細を以下で紹介します。
長年英国で住んでいる経験も含め、個人的なコメントも記載していますので、参考にしてみてください。
1.隙間・隙間補修の跡があるか
かなり大きな隙間があればわかりやすいのですが、実は隙間のある部屋は日本以上に要注意。まだ対策してくれているなら少しはましですが、隙間を何かでふさいである場合は、漏水、ネズミ被害、シルバーフィッシュの被害が考えられます。
以前この部屋を借りていた人が困り果てた結果、とにかく穴を埋めようとしてこのようになったのがよくわかります。
実際入居したところ、ふさいでおいてくれているおかげで漏水もなく、ネズミも出ないですが、毒スプレーを部屋の隙間にしないとシルバーフィッシュが毎晩のように出ます。。。
シルバーフィッシュというと聞こえはかっこいいですが、米粒くらいの白・灰色の虫(害虫)で、水や湿気を好むためバスルームに主に出てきます。そして何が気持ち悪いかというと高速に動くオタマジャクシみたいな動きをします。
日本のようにゴ〇〇リをロンドンではほぼ見ないのは救いです。
興味のある人はYoutubeで見てください。
私は気持ち悪いのここに写真はアップしません。
今度シルバーフィッシュをどのように撃退したかは別ページに記載してますので、参考にしてください。
tokyomarunouchi.hatenablog.com
ちなみに、ロンドンの友人でネズミが家に出て困っている話をよく聞きます。
ネズミは色んな菌を持っているので、人間がいないときに部屋に糞だけ残っている場合も要注意です。食べ残しをそのまま置いておくのは言語道断ですが、もし家で糞らしきものを見た場合には家の食器などもネズミに汚染されていると思った方がよいでしょう。
2.ベランダ・窓際に鳩フンがあるか
少し鳩フンあるなぁ、入居前の清掃できれいにしておいてくれれば問題なし、と思いそのまま住宅契約したのがおお間違え。。。
ロンドンには多くハトがいますが、日本のように繁華街に多いだけでなく、住宅街にもかなりいます。
鳩フンが多くあるということは、その上層階にハトが止まりやすい環境があり、落ちてくるということ。たまたま落ちてきたのではなく、常にそこに鳩がいるということです。
ちゃんと鳩フンをきれいにしてから窓を開けないと、鳩フンに含まれる菌も含め、小さな粒子が風と共に入ってきます。
衛生面だけでなく、例えば上の階のベランダにいる場合は、5・6月は特にほぼ朝7時くらいから鳩の「クルックルッ」音が目を覚ますくらいに聞こえてきます。
日本のマンションように窓の性能良くありません。><
外の音筒抜けです。
もしも寝室が鳩フンが見られる窓にある場合は入居以降私のように悩まされるようになるので、注意しましょう。
ちなみに、まだ買ったことないですが、以下のリンクの鳩除けを今度買おうと思っています。
偽物の鳩を置き、リアルな鳩を撃退・・・なんてと思いますが、とにかくいなくなってほしいので出費致し方無し。
こんな間抜けなフェイクバードを日本円で4,000円も出して買いたくないですよね。w
www.amazon.co.uk
3.大通りに面しているか(店舗・バス停が近くにあるか)
大通りに面しているとなんとなく、交通利便性も常に通りに面していて安全性も高いように感じます。
確かに防犯カメラがあり、人の目があり、安全面ではその通りです。
何が問題か、騒音問題。
いやいや当たり前でしょと思われるかと思いますが、日本のようにただの暴走車や改造車の音ではありません。
ロンドンのバスは車いすやベビーカーの人を乗せる際に、中間の扉にある高さを調整する車高調整装置が「ビービービー」という音をかなり立てて出てきます。
ここ最近ロンドンはナイトバスも運行し夜中でもバスが運行しています。
そんな夜中車いすの人やベビーカーの人はいないだろうと思いますが、それがたまに車いすの人います。なぜ???病院に緊急で行くのだろうか・・・・?
そして早朝6時か、7時に運転手として機能するかチェックしているのか、間違えてボタンを押してしまった誤作動なのか、「緊急事態発生、999(警察)に電話してください。」がバスの周りに聞こえる大きさで発報しているのがタマにですが、聞こえます。
過去ロンドンではバスでのテロがあった教訓からなのか、バスのハイジャックなどが起こった際に、運転手が周囲の人に警戒を出し、救出を仰ぐこの大事な緊急ボタン。
寝ている最中に押されてしまうと起きないわけにはいかない。というよりも寝続けられません。
キチンとなるかの確認なのか、誤作動なのかわかりませんが、勘弁してほしいです。
そして、更につらいの英国のパブや店舗。
酔って騒いでる人がいる、常にアルコールの臭いがする、どころではありません。
パブなど閉店の時間が決まっているので、夜中遅くまで店を開いていないのはいいのですが、問題は店を閉めた後です。
ゴミ回収車用に、歩道にあるガラス瓶回収ボックスにすごい勢いで「ガラガラガラ」とガラス瓶が1mほど落ちる音。ワイン等の瓶回収の音です。早朝再度ビンコレクター(ゴミ回収業者)がその大きな歩道のゴミ箱をゴミ回収車に入れる音・・・。
更にビールの消費量が多い、英国。パブのビールアルミタンクの納品が毎日ありますが、日本のように輸送会社がきちんと手で運ぶということは少ないです。
歩道の石やコンクリートに亀裂が走っていたりしたら、要注意!!
ビールのアルミタンクを運送会社の人がトラックから足で転がしている証拠です。
日本では運送物を足で転がすなんてありえないですが、ありえないことが起こるのが海外。転がす音「ガランガラン」音が早朝4時、5時にたて続きにあり、あまりに耐えられず 、地元のカウンシルにクレームを何回入れたことか。カウンシルもパブには厳重注意してくれているみたいですが、運送会社のおじさんは知ったこっちゃない感じで結局改善はされませんでした。
皆様、パブの前のフラットへの入居は気を付けましょう。
4.トイレ・バスルームの臭い
今はコロナの影響で様々なエージェントが動画や全角度からの画像を用いて物件を紹介していて、実際に見ないで決める、もしくは最終的に決める一歩手前で1回さらっと内覧する人も多いのかなと思いますが、一瞬でも良いので、やはり少なくとも1年間の入居を決める家のトイレ・バスルームは自分の目で見て、匂いを嗅いで、と自分で見る方がいいです。
日本の配管接続方法と違うのか、臭うところは本当に臭う。。。
日本からわざわざ持ってきた消臭剤を置いても取れません。
優雅な香りのボディソープを使っても良い香りの方は負けます。
1年以上は住むかもしれない家、これだけはやっぱり自分で行って臭ってみるしかないですね。
コロナ感染リスクも避けたいし、とにかく誰にも何にも触れたくないと思いますが、一度は内覧に行くことをお勧めします!